ツイッター恐怖症:炎上・トラブルやストーカー行為にも発展する

ツイッター恐怖症

ツイッター恐怖症

ツイッターは誰でも手軽に140文字以内のメッセージや画像、動画などを投稿できるソーシャル・ネットワーキング・サービスです。
フェイスブックやインスタグラム、LINEなどの4大ソーシャルメディアの1つとして、国内外においてすっかり浸透してきました。

やはりネット関連ですのでお年寄りよりも、若い世代や中年層などによって瞬く間に広がり、ここ数年をみても安定したSNSユーザーを保ち続けています。

しかしこのような便利なツールであっても使い方を間違えれば、ネットで炎上したりトラブルやストーカー行為にも発展するような事件を起こしてしまい、当事者にとったらツイッター恐怖症にでもなってしまいかねません。

近年ではツイッターが元でニュースで報じられる事例も増えてきていますので、やはりこの問題は大変深刻です。

ツイッターに恐怖を感じるとき

情報の速さと拡散力がツイッターの長所でもありますが、日本でも2011年に東日本大震災が起きた時には、そういったツイッターの良い力が初めて大きく発揮されました。

遠く離れた被災者の声を届けたり、救援物資の情報を拡散するなどして、大震災の中で混乱しつつも人々がツイッターによって情報の共有ができて助けられる事が多くありました。

また情報はネットを通じて日本国内はもとより海外にも飛んでいき、そこでも新たな共有や発信を繰り返していき、大震災の様子を日本から世界に発信することにおいて一定の役に立ったはずです。

この一連の流れが長期に渡り、ツイッターというツールをネットで使って素早く情報が広がっていく様子に、ネットユーザーではなかった人々までもが実感したり気づいたりしたことでしょう。

しかしこのようなツイッターの持つ魅力である速さや大きな力が、何かのきっかけで悪意のある方向へと向かってしまった時には、今度は恐怖を感じるほどの流れを作り出してしまうのです。

ツイッターに限らずですが、ネットに一度上がった情報は完全に消すことが困難です。

自分の発した言葉や、画像、個人情報などが、もしも悪意のある伝達で間違った拡散をしてしまったら・・・また不特定多数の人々がその情報の真偽を確かめることなくツイッターで繋げてしまうこともあり、たとえ悪気がなくてもそれができてしまうところがツイッターの怖さです。フェイスブックよりかは名前を出さないでアカウントを持つことが多いツイッターの匿名性もこれには関わっています。

子供の世界に多いツイッターが関係するいじめ

子供の世界で自由にネットに接続できるというのにも問題がありますが、現代ではそんなことを言うことも虚しいほど、子供の世界にはネットが入り込んできています。

大人でさえも便利で、つい使いたくなってしまうネット環境なのですから、これも仕方がないのかも知れません。

ただ大人は一定の知識や道徳的なことが子供よりかはあるはずでしょうから、その点がまだ浅い子供の場合には心配です。

親御さんがずっと付いているわけにもいかず一旦ネット環境を子供にも許してしまったら、セキュリティー面での強化を図ることと、ネットリテラシーをきちんと子供に教えてからネットを使わせることをしない限りは、間違った使い方をする可能性が高いのです。

そして子供の世界の悪意あるネットの使い方としては、昔からあるいじめに関係する使い方がやはり多いでしょう。

特定の子供に対しての誹謗中傷などが、ツイッターを使うと言葉で言うよりもはるかに早く広く伝わってしまい、そして消せないと言うことは既出した通りです。

場合によっては本人が知らないまま気付かないうちに、被害が拡大してしまうこともあります。

学校や先生が対策を考えてくれるところもありますが、やはり子供自身がネットの正しい使い方を身につけなければ解決が難しい問題でしょう

ツイッターのトラブルがストーカー被害に発展

子供だけに留まらず、近年では大人でさえもツイッターでトラブルを起こしてしまう事も多いです。気軽にあげた個人情報を元に、ストーカー被害にまで発展するケースもあるくらいです。

例えば、有名な芸能人などのアカウントに熱心なファンからツイッターを通してのメッセージが頻繁に届くようになり、何かがきっかけで相手の気に障ったらそのうちにストーキングされるようになって、最後には命の危険まで感じた事件なども実際に起こっています。

本人が今どこに居るとかを何気なくリアルタイムでツイッターにあげた場合には、待ち伏せされるようなケースもありました。

また本来は匿名性が高いツイッターですが、友達間や知人などにはアカウントを通知していることもありますので、人間関係のトラブルがツイッター移行して始まる事もあります。

自衛策としては、安易に個人情報を流さない、ネット上でもあまり相手を刺激するようなことをしない、危険だと思える場合は相談窓口に行って助けを求めるなどの最低限の事には気を配っていく必要があるでしょう。

大人の場合は子供とは違ってより複雑化して大きな事件にも発展しやすいので問題も根深いです。

 

まとめ

このようにツイッターは正しく使えば多くの情報を早く得られて、自分でも手軽に拡散ができる力があるのですが、それは使っているひとりひとりの道徳心とか善意にかかっています。

以前は専門性の高かったインターネットですが、ここ十数年でネットでの自由を誰もが手に入れつつありますが、何をしても良いわけではないということを自覚して利用したいものです。

また子供を含めて大人もある程度のネットリテラシーやセキュリティー面などを勉強しておくことも今後は必要でしょう。