会食恐怖症の克服へ
会食恐怖症の克服は人それぞれによって違うと思います。
医療関係による克服もあれば、自らのやり方心の持ち方で克服する人もいます。
また残念ながら克服をできずにいる人もいます。
ここでは、私個人の体験で克服したことを書いています。
会食恐怖症を精神科に受診した
会食恐怖症は心の病であるので、病院に行くとしたら精神科になります。
私は、18歳に会食恐怖症になり始めて病院に受診を試みたのは24歳の会社員の時です。
二つの病院に行ってみました。
個人の精神科クリニック
一つ目は、個人の開業医の精神科クリニックです。
先生はおじいさんと言える初老の医師です。
症状を説明してもイマイチピンとこない様子で残念な思いをした。
あまり言うとちょっとキレ気味になってくるのも辛い。
脳波を検査されて異常なく、薬を大量に処方された。
その時代はインターネットで薬を検索することもなくなんの薬かわからなかったけど、飲むととにかくどうしようもなく眠くなった。
朝起きるのも大変だし、起きてからも午前中は体が重いので飲むのを止めました。
ここの病院はダメ、自分には合っていないと思い3回くらいいってやめました。
ここの病院は、秘密は守ります的なことを言っていましたが病院に受診しなくなったら数カ月たったら当時は実家に住んでいたので、家に電話をかけてきて最近来てないですがどうしたのですか?と平気で親に電話をしてきました。
大きな病院の精神科
次に受診をしたのが大学病院ではないのですが名前の通った大きな病院の精神科でした。
先生は若い先生、業務的な感じで精神科の先生って意外とこうなんだと印象悪い。
親身にもならないしやる気も見えないし、個人病院の先生と雰囲気は違うけど結果は大して変わらない感じです。
薬もなく、何の結論も出ないまま帰ってきました。
このときに自分はもう病院は行くだけ無駄と思いました。
自分で何とかするしかない!
会食恐怖症を自分で克服していく
会食恐怖症は病院の力でなく自分で何とかするしかないと一つの道しかないという現実にもはや絶望しかなくなった。
それでもやるしかない!
でなきゃ一生暗い人生になってしまう
と思ってました。
うまく逃げていく
会食恐怖症を克服する一歩として逃げるということは大切なのでないでしょうか。
すべての会食から逃げていると社会生活をまともに送れませんが、逃げれるものは逃げたらいいと思います。
- 断れものは断る。
- 量の少ないものを食べる
- 体調を良くないので食べれないとアピールする
- はじめから食べるのが遅いとアピールする
- 飲み会など自分の分が決まっていないものだけ参加する
不自然のないように逃げながら自分はやってきました。
今から考えると、そんな人は世の中にたくさんいます。
どちらかいえば自分が普通を完璧にこなさないとと思いがちですが、みんな普通ではないです。
ごはんをきっちり食べない人は結構います。
慣れてくると場数を踏んでいく
逃げながらも場数をこなしていると少し光が見えてきます。
- この人ならごはんが食べれる!
- こんな料理ならごはんなら食べれる!
- これくらいの量なら食べれる!
といった感じで少しずつマシになってきます。
自分も約10年経った35歳くらいになるとあんまりそういう症状が出なくなりました。
一つ言えるのは、調子にのって食べれるようになったかなと思って大盛とかにすると急にプレッシャーに負けて症状がでることがあります。
克服に時間はかかりますが、落ちるときは一瞬ですので、調子にのることは禁物です。
またいつ後戻りするかわかりませんが、年齢を重ねていくとまた違うごまかし方もできると思います。
それと今は緊張緩和する薬が自分で買うこともできるので薬を服用します。
まとめ
会食恐怖症は治るかどうかなんてわからない、ただ一つ言えるのは結構ひどい会食恐怖症を自力でほぼ克服した自分がいるということです。
自分の人生を恨んでた私が今は会食恐怖症を克服して結婚して子供もいる普通の生活をしています。これが普通って見られるのは他人から見た姿で自分自身はいろいろと病んでいると思う。
そういうものなのです。
会食恐怖症の人も、周りから見たら普通に見えるのです。自分が思い込みすぎで苦しめているだけなのかもしれません。
いつかは克服できる!