八方美人は嫌われる!その心は本当は寂しいのかも
八方美人は嫌われることが多いです!しかしその心の中は本当は寂しいから誰かに嫌われることを恐れているのかもしれません。
多くの人は他人から自分がどのように思われているのかということを気にかけながら、日々生活をしているのです。家族の一員であったり、周知の幼馴染などといったよほど心を許している相手でもない限りは、全ての自分をさらけ出した行動や言動はできるだけ控えて、自分を抑えながら日々を過ごすことも少なくはないでしょう。
このような行動は職場や責任あるシチュエーションの場などでは、特に顕著になります。なるべく波風が立たないように、和を乱さないようにと考えれなくもないですが、それも度が過ぎると周囲の人からの評価が下がってしまうことにもなりますのでやはり注意は必要でしょう。
こういったことが懸念される人の中には「八方美人な人」がいます。
八方美人は嫌われる
八方美人な人は周りからあまり良いイメージを持たれていません。
その意味は「誰に対してもうまく振る舞う人」のことを指しますが、職場など多くの人と接する場でそういった行動ばかりしていると、その処世術の巧さも鼻についていき、いつのまにか周囲の人からも煙たがられる存在になってしまいます。
誰かがその人と真剣に向き合って、八方美人に見られている事実を注意でもしない限りは、本人もなかなか気が付かない個性の一部であるのかもしれません。
実は八方美人な人の心理の中には、相手に嫌われたくない、好かれたいという強い思いがあり過ぎて、このような行動に出てしまうことも多いのです。
相手にいい顔をして、相手が喜ぶ返答をして・・・と、相手の顔色を伺いながらの行動をしているうちに、結果として誰に対してもそう振る舞ってしまうことになり、場合によってはその行動に周りも矛盾を感じて来るのです。
例えば、それぞれが相反する考えや行動を持っている2人の人物がいたとして、その両人に対して八方美人さんが、同じ様に同意的に接して、相手に合わせた意見や行動を取っていたとしたらどうでしょうか。
相手をする人によってクルクル自分の意見が代わり、カメレオンのように変化していく八方美人さんを見た周囲の人は、戸惑ってだんだんと不信感を感じてくることでしょう。
仕事上だと混乱を招いたり、一貫性がなく信用出来ない人だという烙印をすぐに押されかねません。
八方美人な人がみんなから好かれたい心理でしている行動がやがては嫌われる原因を作ってしまうとすれば、まさに本末転倒ということになるでしょう。
そして八方美人の人って信用ができないのです。結局は、誰にでも同じ行動をとるわけですから本音の話もできないし、相談をするといろんなところでバラされるのではと不安になります。
八方美人と言われたら嫌だな!言われないためには
では人から八方美人な人と言われないために気をつけることは、何があるのでしょうか。
まずは自分を客観的に見つめることができるようになれば、解決も早いかもしれません。それは同じ事を自分が相手からされたら、どんな気持ちになるのかという想像をしてみるという事です。
自分にとって都合の良い返事や行動をする人が、誰に対してもそうしていると知った時、自分はその人に対してどういう気持ちになるかと言う事をあえて考えてみるのです。
また自分とは意見や行動が正反対な人に対しても、自分にしたのと同じように合わせて、相手の気にいる返事や行動を変幻自在に返している「八方美人な人」を見たらどう思うのかも加えてイメージしてみます。
そして、果たして自分もそういう人になりたいかとイメージを進めていく事で、自ずと自分の取るべき答えも見つかります。
最初は意識しながらでも、自分の事を客観的に見る訓練を積むことで「八方美人さん」になってしまう抑制力も生まれてくるはずです。
八方美人は本当は寂しがり屋
そして「八方美人」は本当は寂しがり屋の人だということも、意識してみるのも良いでしょう。周囲の人から良い人だと思われたい承認願望が強い人がなりやすい傾向があると、まずは知ることです。
そしてこれも自分を見つめ直すという意味で、自分が誰かに対して「八方美人な人」になってしまった時はどんな心理が働いていたのかを、過去の事例などから思い出してみるのです。
好かれたかったのか、認められたかったのか、嫌われるのが怖かったのか、面倒だからそうしたのか、そういったいろいろな感情がある中で、ある程度は自分の対人に求める心理の傾向がつかめてきます。
また八方美人になってしまった結果、嫌われてしまったという経験があったとしたら、それも失敗した過去として覚えておく方がよいでしょう。
それは八方美人になりそうになった時のストッパーとして機能してくれる出来事です。こうやって自分の心理を今一度見つめ直していくうちに、例え八方美人になって周囲に合わせ続けても寂しさを埋めることにはならないという方程式が心に生まれれば「八方美人な人」と呼ばれる自分との決別の日もきっと近いはずです。
まとめ
このように「八方美人な人」は、周囲からの評価に気がついて、八方美人をしてしまう自分にいつかは疑問を持つかもしれません。
そのような時には、自分を客観的に見るように心がけて、相手に対しても何を求めているかの心理を見つめ直すことで、本当になりたかった自分になれる新しい道が開けてくるかもしれません。