髪の毛

深酒は薄毛の大敵!アルコールは適量に抑えて「リラックス効果」もバッチリ!

仕事の終わりに飲みたいお酒(アルコール)

疲れを癒してくれる一方で「飲み過ぎは薄毛を進行させる」といわれています。

実際、アルコールと薄毛にはどのような関係があるのでしょう。

お酒(アルコール)と薄毛

お酒(アルコール)は、肝臓で分解されると「アセトアルデヒド」という物質を生成します。

そして解毒効果により、アセトアルデヒドは無害な「酢酸」に変えて代謝されるのです。

しかし飲み過ぎてしまった場合は、血中にアセトアルデヒドが取り込まれて全身を流れます。

これが二日酔いです。

そして「アセトアルデヒドの為に栄養が使われる」ことで、頭皮や髪に必要な栄養が不足し薄毛が進行することになります。

アルコールと薄毛「栄養」

アミノ酸の一種のシステイン・メチオニンはタンパク質を形成する働きがあります。

しかし肝臓でタンパク質を消費すると、髪の成分を生成できなくなるのです。

その結果髪のダメージを補修することもできずに、髪が弱って薄毛が進行することになります。

アルコールと薄毛「必要な栄養」

他にも、飲酒で不足する栄養素には以下のようなものがあります。

●ビタミンA・C・D・E
●葉酸
●カルシウム
●マグネシウム
●ナトリウム
●炭水化物

これらが不足すると毛母細胞の細胞分裂が鈍って髪が育ちにくくなります。

因みに毛母細胞にある毛乳頭は、頭皮の健康や髪に必要な酸素・栄養素を受け取る作用があります。

つまり深酒をしてしまって栄養が不足している時には栄養を補給する必要があるのです。

アルコールと薄毛「バランスの良い食事」

アルコールの分解で不足した栄養は、食事できちんと補いましょう。

特に髪に必要になる栄養素は「アミノ酸・ビタミン・亜鉛」はきちんと取りたいですね。

※亜鉛は、同じく髪の毛の主成分となる「ケラチンの合成」「薄毛の原因となる5αリダクターゼ酵素」の抑制に効果を発揮します。

5αリダクターゼ酵素とは、男性ホルモンのテストステロンを薄毛の原因となるジヒドロテストロン(DHT)に変える酵素です。

食事はバランスよく食べて心身の健康状態も整えましょう。

お酒が好きな人はサプリメントでアミノ酸やビタミン等を補うのもおすすめです。

アルコールと薄毛「睡眠」

一般的にお酒を飲むと「すぐに眠れそう」な気がしますが、アセトアルデヒドには睡眠を妨げる効果もあります。

血中に含まれるアセトアルデヒドは、薄毛の原因「ジヒドロテストステロン(DHT)」を増やします。

※ジヒドロテストステロンとは、男性ホルモンの一種です。脱毛を促す原因になります。

またアルコールの過剰摂取は糖質過多肥満にもなりやすくなり、頭皮の皮脂も過剰分泌して毛穴を塞ぎやすくなります。

アルコールと薄毛「成長ホルモン」

成長ホルモンには、毛母細胞を活性化させる働きや頭皮や髪のダメージを修復する効果があります。

それが睡眠を妨げられ、質の良い睡眠が取れないと「薄毛を進行させる」ことにも繋がります。

成長ホルモンが多く分泌される時間帯22時~26(翌2時)です。

生活のリズムが異なる人も、自分の生活リズムをきちんと作ってまとまった睡眠(3時間半以上)を取ることが大切です。

睡眠が及ぼす「薄毛への影響」

また睡眠は男性ホルモンテストステロンにも影響を与えます。

2日徹夜するとテストステロンの生成が止まり男性の身体的特徴体力・精神力の衰えにも繋がります。

そしてテストステロンは減らせばジヒドロステロン(DHT)への変換も増やしてしまうのです!

アルコール「薄毛を抑制」

ここまでお酒を「害」のように扱ってきましたが、お酒は適量であれば「百薬の長(ひゃくやくのちょう」になります。

体を適度に温めて血行促進・リラックス効果も抜群!

食欲も増して健康的な食生活睡眠に整えやすくします。

問題なのはです。

せっかく楽しくお酒を飲んだのに、自律神経が乱れることで心身の健康が損なわれないように注意しましょう。

アルコールと薄毛「適量」

個人差はありますが、お酒(アルコール)の量はビール瓶1本日本酒なら1合程度が適量とされています。

ここで酔っぱらってしまうようなら、もう少し抑えたほうが良いでしょう。

冷静な判断が出来なくなると、お酒を大量に飲んで脂肪分の多いおつまみも食べ肝臓の負担を増やします。

また皮脂の分泌が活発になるので、毛穴の詰まりが起きて頭皮の炎症に繋がる可能性もあります。

ビタミン等の栄養分を消費されて頭皮の血行にも影響を与えるのです。

アルコールと薄毛「タバコとの関係」

タバコに含まれるニコチンには快楽物質ドーパミンを放出させる効果があります。

しかしアルコールとのセットでは、ドーパミンの反応が鈍って快楽を感じにくくなります。

これにより、また多くのお酒と喫煙を促進薄毛も進行しやすくなるのです。

ストレスと飲酒(アルコール)

ストレスはホルモンバランスを乱れ血管の収縮血行不良にも繋がります。

そして大きなストレスは頭皮や髪にも悪影響を及ぼすでしょう。

しかし適度なストレスは、心身を緊張状態にして毎日のお仕事の能率を上げたり、大きな出来事に立ち向かう(または回避する)為にも効果を発揮します。

ストレスが過大になっている時には、体を動かして緊張状態を解消リラックスやストレス発散)たり、原因を解消してお酒に頼りすぎない生活を心がけましょう。

アルコールと薄毛「休肝日」

お酒を毎日飲む人は、お酒を飲まない「休肝日」を作って肝臓を休ませてあげましょう。

まずは週に1~2日から休肝日を作ってみるのもいかがでしょうか。

アセトアルデヒドを分解させるために、頭皮や髪のダメージを増やさないように気を付けましょう。

アルコール薄毛「育毛剤の使用」

飲酒を控えることは、薄毛の原因を解消することに繋がります。

その上で薄毛対策を考えている人は育毛剤の使用AGA治療がおすすめです。

※AGAとは男性型脱毛症のことです。

育毛剤は育毛・発毛促進頭皮環境を整え抜け毛を防止する効果も期待できます。

クリニックで診断されると、適切なAGA治療薬を処方してもらえることもあります。

まとめ

お酒は適量であればAGA治療薬のように薄毛対策にも効果を発揮するでしょう。

しかし自分の体質に合った量以上に飲み過ぎてしまう時には、頭皮や髪の健康状態を損ねたり、心身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

お酒が大好きな人も適量に抑えて、規則正しい生活バランスの良い食事で「育毛剤治療の効果も高める」のはいかがでしょうか。